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2018.04.27
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上武建設のICTの歩みについて、工事部長の高橋にインタビューいたしました。
2014年に現場に導入されたICTマシンコントロールブルドーザーに出会ったときに、もの凄い衝撃を受けました。それはICT建機に3DデータをインプットしGNSSによる位置情報を取得することで丁張レスでの施工が可能となっただけでなく±5㎝の精度でブレード操作が自動制御されることでした。
その後ICTマシンコントロールバックホーも導入され、従来工法では丁張付近での高さの確認や整地をするための作業員を数人配置して時間をかけていた作業が、このICT建機の導入によって測量員、土工作業員ゼロになり安全性の向上、施工スピードが3~4倍UPしたことで工程の短縮とコストダウンにも大きく効果が出ています。
スマコンアプリではICT建機に送られる3Dデータをもとに実際の施工土量、切盛出来高管理、任意に設定した範囲の距離、面積、土量の算出等今まででは目視に頼っていたものがクラウド上で作業の見える化が実現されました。またこの現場の進捗状況、出来高管理をリアルタイムで計測するツールとしてエブリデイドローンを採用したこと、これは革命的だと思いました。私が2015年に初めてドローン測量に立ち会った時に「この測量がもっと簡易的にかつ毎日計測することが可能になれば現場のロスが大幅に改善されるのに…」と夢を語っていたものが、わずか3年で現実のものとなりました。以前の従来測量は数週間要していたものがドローン測量の出現で数日に短縮され、このエブリデイドローンではデータ処理までも自動化されることで数時間に短縮され即時にクラウド上で反映されリアルタイムの現場の見える化がはかれました。
ここでも測量員が現場全体を歩き回ることがなくなったために更なる安全性の向上にもつながった。またお客様の要望により現場の空撮も行え、定期的な打合せや現場説明等に写真や動画も使用できます。
これからの未来、建設技能労働者の高齢化や入職者の不足など建設業界として非常に深刻な問題となっています。その中でICT技術の向上により更なる安全な施工を実現し建設業界の問題が少しでも解消でき魅力ある業界となることを期待しています。